簿記2級に過去問だけで独学で合格した話(昔話)

日商簿記2級はぶっちゃけ過去問だけで突破可能

 

田舎で育ち、普通高校上がりの文系女子(だった)私は、何となく(誰でも)入れそうな法律系の短大に進みました。

 

学問より、バイトに精を出して日々働いていました。

 

そんなぼーっと生きてきた人間ではありましたが、このままではどこにも勤められないと焦っていました。時は氷河期世代

 

卒業間際にとっていた日商簿記3級のおかげで会計事務所に勤めることになりました。

 

私に与えられていた仕事はひたすら伝票を整理しつつ試算表を作成するのみ。頭を使うことは特にありませんでした。

 

しかし、ここで突然、2級を取っておこう、という謎の向上心が芽生えました。

 

当時、今のようにネットで検索できる術はなかったので、書店へ行き、色んな参考書を読み漁るも、どれも気が遠くなりそうな厚ーい参考書の数々。

 

めんどくさがりな私は一番手っ取り早そうな、過去問を購入しました。

 

夜は割と残業が多く、帰ってからダラダラとお酒を飲みながら(おい)、問題をこなし、土日も遊びに行く先々に過去問を持っていき、ダラダラと解いておりました。

 

ダラダラとやっても、過去問さえ何度もこなせば、働きながらでも、半年ぐらいで合格出来ました。

 

3級は商業簿記だけでしたが、2級は工業簿記があります。

 

商業簿記は、仕訳さえマスターすればそんなに難しくはありません。

 

しかし、問題は工業簿記でした。工業簿記は、数学のようでした。文系人間にとって考え方を理解するのに時間がかかりました。でも、原価計算などは、後々生活するにおいて、知っていて良かったと今となっては思います。

 

苦労して取った資格でしたが、仕事に性格が合わず、取って間も無く書店員へと転職したので、結局その後、仕事で簿記を使うことなく、現在に至っております。

 

資格を取ったあとのビジョンを描くことが、大切ですね。

簿記二級の必須アイテムの電卓

簿記二級を取った時の電卓は今も使用している

 

仕事では使っていないけど、パートナーがフリーランスなので、確定申告にはその頃の知識がかなり役に立っています。